3月18日に、名古屋大学を会場として、名古屋大学教育学部附属中・高等学校主催で「コンソーシアムTOKAI WWL生徒研究発表会」が開催されました。これは、本校が参加するWWL東海・北信越・北海道ブロックのALネットワーク関係校を対象としたもので、5つの部門に分かれ、口頭発表(プレゼン)とポスター発表が行われました。本校のKappaチームの2名の2年生は、「グローバル」部門の口頭発表の部に参加し、名古屋大学の豊田講堂で「うす~い重量計 パレットに装着 らくらくデータ化」というタイトルで、物流業界の荷役作業効率化をテーマとした発表をしました。発表会場の立派なホールに臆することなく堂々と発表することができ、審査員の名古屋大学の先生方からの鋭い質問にも丁寧な対応をして高い評価をいただいた結果、「グローバル」部門の全16チームのうち2位にあたる、発表優秀賞に輝きました。なお、「グローバル」部門の最優秀発表賞はポスター発表の部の参加者が受賞したため、口頭発表(プレゼン)の部においては、優秀発表賞が実質1位に該当します。

名古屋 名古屋

 

参加した生徒の感想

  • 物流は自分たちの生活にとても身近であるけれど、この研究を始める前までは物流について知る機会が全く無かった。しかし夏にtongali Juniorコンペティションに参加したことをきっかけに、実際にトランコムさんに物流についてお話いただいて、様々な事を知ることができ、それらを研究に役立てることができた。今回の発表では、Tongali Juniorコンペティションの際に考えた自分たちのアイディアを、今ある課題と結びつけて、解決策の重要性をさらに伝えるよう努力した。 発表後の質疑応答では、名古屋大学の先生方や大学院生の皆さんに質問や意見を色々といただけたので、自分たちの研究をブラッシュアップさせるための材料として有効活用していきたい。また解決策がより効果的であることを示すためには、データを用いたり、それによって今後どうなるのかというのを具体的に示すことが重要だと分かった。 物流というテーマを通じ、このような貴重な機会に色々と学ぶ事ができて良かった。
  • 今回の発表会は夏のTongali Junior コンペティションのワークショップでトランコムさんから教えていただいた物流業界についてと、そこで考えたプランを広げる形でプレゼンテーションを行いました。発表するにあたり、夏に得た知識に加え、改めて自分たちで物流について調べました。調べるうちに、物流業界が抱える課題は、私が想像していたよりも深刻で、直接私たちに影響があるのだということを感じました。プレゼンテーションは何度も2人で練習し、お互いにアドバイスをし合うことで質を高めていきました。伝わりやすさだけでなく、私たちとオーディエンス両方が楽しいプレゼンになるようにしたので、当日も楽しんでプレゼンすることができました。さらに、たくさんの大人の方からのアドバイス、ご質問をいただきました。その中で「物流業界にある課題自体がかなり深刻なので、改善するのが難しい中で、そこに着目したのが良い」という言葉を頂きました。私達も、もし物流について知る機会がなければ、自分たちの生活に直接影響があるにもかかわらず他人事として扱っていただろうと思います。今回の発表会を通して得た物流業界の知識とプレゼン能力を、今後の探究などで活かしていきたいです。