静岡県教育委員会が主催する「探究フェスタ」が初めて開催され、県内の高校から47チームが一堂に会し、課題探究の成果を、スライドプレゼンや研究ポスターを用いて発表しました。沼津プラサ・ヴェルデコンベンションホールAにて1月28日(日)に開催された本発表会には、本校からは2年生の「総合的な探究の時間」の4チームが学校を代表して参加し、英語の研究ポスターを用いた発表を行いました。校内代表選考に関する記事はこちらをご覧ください(クリック)。
質疑応答時間やアドバイザーからの講評の時間と合わせて与えられた、25分間の発表時間で、本校の代表の各チームはまず、英語による発表の趣旨について、「研究を進めるうえで、日本語でなんとなくスルーしていたことを、英語にするという操作を行うことで、どういうことなのかしっかり考え、あいまいさを排除していくため」であることを説明しました。また、発表で繰り返し使われるキーワードを発表前に説明したり、縮小版ポスターと日本語の簡単な要約を配布したりして、オーディエンスオの皆さんに伝わる仕掛けをいくつも用意していた発表姿勢について、探究してきた内容と合わせ、池上重弘教育長をはじめ、オーディエンスやアドバイザーの皆様から高い評価をいただきました。
また、自分たちのチームの発表回でない時間帯は、オーディエンスとして、同時に10か所のブースで行われる他校チームの発表に対して活発に意見や感想を述べ、各校の引率教員等の学校関係者や大学生ファシリテーターや一般の来場者も交えた交流会にも、積極的に臨みました。
参加した生徒の感想
- 他校の発表は、私が普段生活の中で気になっていたことや改善してほしいことなどを取り上げて発表しているチームもあって、関心を持って聞くことができた。また、自分にはない視点やアイデアもたくさんあってすごく勉強になった。交流会では、「探究活動で学んだことだこと」「この活動で学んだことを今後どのように活かしていきたいか」などを初対面の人に言葉にして表すことによって、2年間で自分がやってきたことを再確認できた。
- これまで、他校のチームと交流する機会がなかったため、学校ごとの探究の進め方などを知らなかったが、学校によっては1人で進めているところもあったり、数多くのフィールドワークに足を運んでいたりするなどの違いに驚いた。また、様々な方に質問して頂いたり、新しいアイデアを聞いたりすることができて、さらに自分たちの探究の内容を深めることができるのだと実感できた。
- 私たちの身近で起こっているちょっとした問題を取り上げ、その問題について、いくつもの解決方法を、様々な視点から考案しているところを見ることができ、とても良い経験となった。また、解決の手段をすぐ1つに定めるのではなく、それぞれのメリットやデメリットなどを照らし合わせて、自分たちに適したものを選んでいくことが大切だと学ぶことができた。
- 他校の発表は自分たちの発表よりも論理的であり、発表する態度が素晴らしかった。交流会では、今まで会ったことがない人と約1時間話した。緊張したが、探究を深めるという目的は共通だったので充実した話し合いをすることが出来た。心を鍛えるいい経験となったと思う。
- 探究フェスタに参加して、私達はビジネス化という観点に着目していたが、他の学校では20年後の沼津をテーマにしていたり様々なテーマで探究していて、面白かった。また自分たちの発表に関しては、新しい視点で面白いという講評を頂いて、とても嬉しかった。たくさんの質問も頂いて新しい発見もあり、とても貴重な時間だった。