3月2日(土)清水テルサにて、SDGs Quest みらい甲子園静岡県ファイナル(県大会)が行われ、一次審査を経て県ベスト12に選出された、本校の3チームが参加しました。このうち、学校設定科目「STEM for SDGs」を履修している『STEM超越班』が、2位に当たる、優秀賞をいただきました。研究タイトルは「野菜のトイレットペーパー」です。発展途上国のトイレの衛生環境整備と、日本の規格外野菜の廃棄量を減らすことを同時に図るために、全国のJAで規格外野菜を集め、それをトイレットペーパーに加工して発展途上国に届けるというアクションアイデアと、実際に紙を試作し改良を図るなど、試行錯誤していたことを高く評価していただきました。また、2年生「総合的な探究の時間」の探究チーム『まっこり』(研究タイトル「家庭菜園を手助けするサイト~若い人の農業への興味を高めたい~」と、『CHAOS Eater』(研究タイトル「詐欺避けサバイバー」)もベスト12に選出されて県大会に参加しましたが、惜しくも入賞には至りませんでした。
また、「SDGS 人生ゲーム」を体験するワークショップも行われました。ベスト12に選出された県内各校の参加者と共に、SDGsに対する理解をより一層深めることができました。
生徒の感想
- みらい甲子園に出てみて、まず自分たちの研究で優秀賞を取れたことが嬉しかった。より広い視点で目的について考えることが大切だというアドバイスをいただき、これからSTEMの活動以外でも多角的な視点を持っていきたいと感じた。
- 一年間活動してきた結果が優秀賞として現れたことがとても嬉しい。最初のプレゼンの時は色々あって台本が見られない状況だったのでぎこちなくなってしまったが、いい経験になった。 人生ゲームは他の高校の人や企業の人と接することができ、またSDGsについての理解を深められたのでとても有意義な時間となった。
- 他の高校の研究を聞き大きな刺激を受けました。実際に企業と連携したり実験を行ったりアクションを起こしているチームが多く、私たちもアイデアを出しただけで満足せず行動に移していきたいと感じました。SDGsにさらに関心を持ついい経験になりました。
- これまで、学校の中での発表では聞くことのなかったような、プロポーザル・解決策を知ることができて、興味深い体験ができました。発表を聞く中で、話す時にどこを重点的に伝えたいかを明確にして話すことや、スライドで強調をしたいところに差し色をつけたりする工夫が有効であるということなど、今後の探究活動に役立つ情報をたくさん得ることができたと思います。
- 自分たちのチームは選ばれませんでしたが、こういう場所で色んな高校の人の意見など聞くことができて良かったです。どのチームも発表や内容など素晴らしく、目を引くものが多い印象でした。交流会では、先生方や企業や他校の生徒と交流し、SDGsについて、意見や感想を言いあえて良かったです。今日交流した人たちの良いところを取り入れ自分たちのプランをより良いものにして行きたいです。