国際的人道活動家のLinda Cruse氏を講師に迎え、Global Citizenship 講演会を開催しました。今回の講演会は、本校卒業生の隈部めぐみ氏が、後輩たちがグローバルリーダーとして成長するために応援したいと、直接校長に手紙を書いてくださったことがきっかけで実現しています。隈部氏は、グラクソ・スミスクライン株式会社取締役人材担当、MEG Japan株式会社代表取締役、同窓会紫苑会東京支部幹事をされており、Linda Cruse氏の日本での活動パートナーを務めています。Cruse氏は、グローバルな社会課題に積極的に関わり、主体的に行動を起こすことができる次世代リーダーの育成に、国境を越えて取組み、各国のメディアでも、活躍の様子が取り上げられてきました。今回の講演会では、危険と隣り合わせの場面を何度も経験しながらも、大きな志を持って紛争地域や災害の被災地などで活動をしてきた様子を、動画も交えて紹介してくださいました。気候変動に対して一人一人が起こせるアクションについて共に考える時間を通じ、生徒のグローバル・シチズンシップマインドをおおいに刺激してくださいました。

本講演会には、同窓会東京支部の会員の方もお見えになり、後輩たちの様子を見守ってくださいました。ありがとうございました。

Linda  

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生徒の感想

  • 今日はリンダさんのお話を聞いて、貧困問題の現状や、地球温暖化の現状など、自分が知らなったことをたくさん学ぶことができた。リンダさんのクリエイティブさやユニークさにとても惹かれた。私は国際関係の仕事につきたいと思っているが、彼女のように人を助ける仕事をしたいと思った。
  • 今回の講話を通して、日常生活の中ではなかなか実感できない、世界の実態を理解することができた。世界は一つであり、誰にでも現状を変える権利と助ける権利がある。思ったことを行動に移し、世界を変えていく人の一員になって、将来を築けるようにしたい。
  • 「恐れは自分を守るために必要な感情であると同時に、自分を止めてしまう感情である。だからこそ、この『恐れ』をジャッジしていくことが大切である」という言葉がとても心に残った。恐れという気持ちがあったとしても、やらなければならない自分の使命のために突き進んでいくというリンダさんの行動力を見習いたいと思った。
  • 自分たちは今こうして普通に生きていられて、地球温暖化による影響はかなり少ないけれど、世界に目を向けてみると、地球温暖化によって毎日命がけで生きている人がたくさんいることを知った。リンダさんみたいに直接大きなことはできないかもしれないが、温暖化を少しでも遅らせるために自分にできることを考えて実践していこうと思った。
  • 今日の講演会で、世界の広さ、多様化、残酷さ、美しさを一気に味わえました。アフガニスタンなどの紛争地域に行くのはものすごく勇気のいることだったと思う。それでも行く姿が最高にかっこいいと思った。「女性だから」「勉強ができないから」と消極的になっていた自分にとって、リンダさんのパッションをたくさん感じることができた1時間半だった。世界の問題に果敢に突き進んでいくお二人のようになりたいと思った。