本校として初めて実施したオーストラリアでの研修(令和7年3月19日~27日)が無事終了しました。オーストラリアGlobal Expedition Programは、イノベーティブなグローバル人材を育成する本校において開発されてきた課題探究のカリキュラムの発展形として、オーストラリアクイーンズランド州ブリスベンでの様々な体験を通じ、ビジネスアイデアの気づきを得て、それを魅力的に伝えるための英語プレゼンテーション能力の基礎を養うプログラムです。1年生22人、2年生8人の参加者は、事前研修で学んだことを生かして個人でテーマを決め、好奇心と少しの勇気をもって探究を深め、数日間で大きく成長しました。
参加した生徒の感想
- 事前にオーストラリアはどんな国だよと聞いてきたけど、実際に来てみると日本が全員礼儀正しい訳では無いように、泳ぐのがあまり好きではない人や動物が好きではない人など、事前に聞いていた話とは全く異なる人達に沢山会うことができました。実際に行ってみないと分からないという言葉は本当だなと実感し、行っていないのに決めつけるのは良くないと学ぶことができました。また、ビジネス面では、自分で問題を見つけてプレゼンするなんて機会は初めてで発表する時は緊張してしまったけど、他の人のプレゼンを聞いていると、自分が考えもしなかった問題や解決策がいくつもありました。そんなに日本の問題なんてないと思っていたけど実は見えていなかっただけなんだと知ることが出来ました。また普段ならとおりすぎてしまうところも、じっくり考えることができるようになったことが自分が成長できたなと思うところです。
- 色々な方のお話を受けて、色んな人とアイデアを共有して話し合いをすることで他にもどんな課題があるのか、他の改善点もあるのかなど、たくさんの見方ができるということを学びました。また、現地の方と積極的にコミュニケーションをとったことで、話すことに臆病にならず、間違っていてもどんどん話すことが大切だと学びました。
- 日本とオーストラリアには違いがたくさんあって、参考にして取り入れたら日々の生活がより良くなりそうな物事や考え方がいたるところにあることがわかりました。また、普段私たちが何かを考えるとき、私たちの知っている範囲の情報に囚われているため、その範囲が広がれば考えも広がり、深まる事に気づけました。そのためこれからは、自分の知識だけに囚われず、もっと見識を広げたいと思いました。ホストファミリーと関わる中では、お互いの相手へのリスペクトが大切だと痛感しました。相手を尊重して、伝えようとする意志をもって関わると、短期間でも良い関係性を育める事がわかりました。これからも今回学んだことを忘れずに生活に生かしていきたいです。
- 「グローバル化が進んでいる」と言われても、日本にいるとあまり体感することができなかったけれど、オーストラリアに来てみて、とても沢山の国籍の人が高校や大学、会社にいるところを見て、ようやく実感することが出来ました。また、各国で行っているビジネスは異なり、お互いに尊敬する部分が沢山あるので、世界は高めあっていける国々で溢れていることを学びました。また、オーストラリアの方の様々な日本と異なる価値観を知ったことで、狭い思考にとらわれず、幅広く思考を深められるようになりました。
- 今までは消極的で、失敗する可能性があるならやらないという考えだったが、今回ホストファミリーとの交流や起業家の話などのさまざまな経験を通して、失敗してもいいから積極的に行動し、さまざまな機会を掴むように努力することが大切だと気づき、大きな成長となりました。